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布へのこだわり −糸から布へ−
甘撚り(あまより)の糸を布に織り上げるのは至難の業(わざ)

現代では動力を使って糸を布にするのが通常のこととなっております。
しかし、当店ではあくまで"手作り"にこだわりたかったので、動力を用いた手法とは別に、
手織りで布を織り上げる職人も探しました。

ところが、手織りだけでなく、動力の場合ですら、甘撚りの糸は「難しい」と、
多くの職人さんにトライして頂いては断られ続けました。
糸の撚りが甘いので、機械で少し強く引っ張ると、糸がほどけていってしまうとのことでした。

手和紡糸を布にすることの難しさを痛感すると同時に、
手和紡糸が大量生産の時代から取り残された糸であることも感じました。

全国各地を探し回ったかいもあり、甘撚りの糸を織り上げられる手織り職人と機械に出会うことができました。
機械はもう日本に数台しか残っていない昔の機械。
糸がほどけないように見守りながらゆっくりゆっくり、
手織りでは心を込めて慎重に1本1本。

結果、当店が追求した最高級の肌触りの布ができあがりました。

職人の業(わざ)をもって、たくさんの心を込めての1枚の布。
柔らかい甘撚りの、空気を含んだ手和紡糸でできた当店オリジナルの布・似肖布(あやかりふ)が完成しました。


似肖布
90cm巾


■似肖布(あやかりふ)

店名の由来にもなっている似肖布(あやかりふ)。
経糸(たていと)は紡績糸で横糸に手和紡糸を使っています。

経糸の紡績糸は、弱撚糸(手和紡糸ほど甘撚りではありませんが、甘撚りの糸)を用いており、
横糸に空気を含んだ手和紡糸を使っているので、綿(わた)のやわらかさを連想させる肌触りに
仕上がっています。

かなりの時間と高い技術、どこを探しても他には絶対に無い高い質を持っております。

こちらは手織り機に動力を付けただけの機械、平ベルト式の旧式織機を用いて織りました。
●作業の様子"似肖布の工程 似肖布を織る@"

白妙布
縦横手和紡糸
110cm巾


■白妙布(しろたえふ)

こちらは経糸も横糸も手和紡糸を使った布です。

新潟の職人の業(わざ)をもって実現した布です。
注文してから1年がかりで完成し、"手間がかかり過ぎる"とのことで、一度限りの注文となってしまいました。

太い糸でできているので少し厚みがあり、空気を含んでいる糸なのでさわっていると暖かくなってきます。

職人の高い技術のおかげで、当店が求めた理想的な肌触り、着心地が実現しました。
一度限りの注文となってしまったので、布に限りがあります。


似肖布
手織り
90cm巾


■似肖布(あやかりふ)手織り

こちらは手織りの似肖布(あやかりふ)です。
経糸(たていと)は紡績糸で横糸に手和紡糸を使っています。

手作りにこだわっただけに、値段も布の段階で高価なものとなっております。
しかし、機械では出せない繊細な風合いが楽しめます。

写真では伝えきれませんが、非常に滑らかで柔らかく、肌触りが抜群に良いです。
動力を扱った布とは別の布と考えてもらっても構いません。

尚、白妙布のように縦横手和紡糸で手織りをチャレンジしてもらいましたが、
実現できませんでした。

●手織り作業の様子"似肖布の工程 似肖布を織るA"
 
風香綿
オリジナル紡績糸
和晒
90cm巾
■風香綿(ふうこうめん)

手和紡糸を使った似肖布ではどうしても価格が上がってしまうため、
手和紡糸に極力近い紡績糸を、大手紡績会社にオリジナルで作成してもらいました。
ガラ紡で紡がれた糸を現代技術をもって紡いだものです。

手和紡糸のような独特の味わいを出すには至りませんが、
こちらも空気を含ませた糸で、棉(わた)本来の持つ優しい肌触りを十分に持っております。

価格は似肖布に比べてグッと抑えられましたがやはり一般的な布に比べても高めです。
こちらの風香綿は特に"でくのぼうアロハシャツ"に使用されております。
 
どれも使うほどに本来の棉(わた)の状態に戻り、風合いが良くなってきます。
尚、これらの布は全て精錬済みです。
ご入用の方は似肖屋までメールか電話をお送りください。折り返しこちらからご連絡させていただきます。